今年こそ片付けたい人へ|毎月やるだけで「すっきり暮らす」が叶う年間計画とコツ

新しい年が始まると、
「今年こそはすっきり暮らしたい」
「家を整えて丁寧に暮らすことを習慣にしたい」
と心に誓う人は多いものです。
しかし、やる気だけで一気に片付けようとすると、途中で疲れてしまったり、時間が取れずに中断してしまったり……。
気づけば結局いつも通りの生活に戻っていた、という経験はありませんか?
大切なのは、完璧を目指して短期間で終わらせることではありません。
暮らしは1年を通して続いていくもの。
だからこそ、片付けも“年間の流れ”や季節に合わせて、無理のない「計画」を立てることが重要です。
少しずつ積み重ねることで、リバウンドせず確実に家が整っていきます。
この記事では、今年こそすっきり暮らしたい人のために、月ごとに取り組むべきポイントを網羅した「片付け年間計画」をご紹介します。
忙しい人でも実践しやすい順番や、捨てられない人でも続けられるコツをふんだんに盛り込みました。
年末年始を迎える “今” が一番計画を立てやすく、始めやすいタイミングです。
あなたの暮らしが1年後、もっと快適で心地よくなるように、この年間計画に沿って一緒に整えていきましょう。
1. 新年こそ「すっきり暮らす」を実現するチャンス

新しい年の始まりは、物理的にも精神的にも暮らしをリセットする絶好のタイミングです。
環境や気持ちが変化しやすく、「家を綺麗にしたい」「片付けたい」という意欲が自然と湧いてくる時期でもあります。
しかしその反面、お正月休みの間に「一気に片付けよう」と意気込みすぎて、途中で息切れし、三日坊主になってしまう人が多いのも事実です。
「片付け」はイベントではなく、日常の一部です。
だからこそ、年始の勢いだけで終わらせず、1年を通して無理なく継続しやすい「仕組み」と「計画」を作ることが何よりも大切です。
「すっきり暮らす」ということは、単に物が少ないことではありません。
自分が管理できる量の物を持ち、どこに何があるか把握できている状態のこと。
2. なぜ「片付け」に「年間計画」が必要なのか?

多くの人が片付けに失敗するのは、目の前の散らかりに反射的に対応してしまうからです。
「散らかったから片付ける」の繰り返しでは、根本的な解決にはなりません。
ここで、「年間計画」を立てることの大きなメリットを確認しておきましょう。
- 季節に合った効率的な片付けができる
(例:服の整理は衣替え時期に、水回りはカビが生える梅雨前に) - 「今月はここだけでいい」と気が楽になる
家全体を常に完璧にするのは不可能です。エリアを区切ることでプレッシャーが減ります。 - リバウンドを防げる
一度にやらず習慣化することで、「すっきりした状態」を維持する力がつきます。
「計画」があるだけで、漠然とした焦りが消え、確実に「すっきり暮らす」ゴールへと近づくことができるのです。
3. 年間片付け計画をつくる3つの基本ステップ

いきなり手を動かす前に、まずは戦略を立てましょう。
この3ステップを踏むだけで、計画の実行率がグンと上がります。
漠然と「綺麗にする」ではなく、具体的にイメージしてみましょう。
- 「友人をいつでも呼べるような、すっきりしたリビングで暮らす」
- 「毎朝の服選びに迷わないクローゼットにしたい」
- 「掃除を楽にするために、床に物を置かない生活をしたい」
このように、少しでも良いので方向性を決めておくと、片付けの途中で迷った時の判断基準になります。
また、家の物だけでなく、スマホ内の写真や溜まったアプリの整理など“デジタル片付け”もゴールに含めると、1年間で暮らし全体の快適度が大きく変わります。
次に、片付けに時間がかかりそうな場所や、いつも散らかりやすい場所をピックアップします。
キッチン、クローゼット、溢れる子どものおもちゃ、山積みの書類、季節用品……など、思い浮かぶままに紙に書き出してみましょう。
おすすめは「今の散らかった状態をスマホで写真に撮る」こと。
普段見慣れてしまっている景色も、写真を通すことで客観的に見ることができます。
「思ったより物が多いな」「ここが一番ごちゃついているな」と気づくことができ、どこから手をつけるべきかが明確になります。
書類整理やクローゼット、キッチンなどの「大物エリア」は、時間も体力も必要です。
これらを年間のどのタイミングで実施するかが、計画倒れを防ぐカギです。
基本は、季節のイベントや気候に合わせること。
- 春・秋:気候が良いので、服の整理や大掛かりな出し入れに向いています。
- 夏・冬:暑さ寒さが厳しい時期は、体力をあまり使わない場所(書類や小物)や、水回りの掃除などを中心にします。
生活リズムに合わせて無理なく計画に組み込むことが、すっきり暮らすための近道です。
4. 【保存版】月別:すっきり暮らすための年間片付けスケジュール

ここからは、具体的な「年間片付け計画」をご紹介します。
このスケジュールは、日本の季節や行事、気候に合わせて「最も効率よく片付けられる場所」を割り当てています。
ぜひテンプレートとして活用してください。
●1月:新年のリセット月
【テーマ】無理せず「暮らしの再調整」をする
年末の大掃除で片付け切れなかった場所や、お正月で乱れた生活リズムを整える月です。
いきなり全力疾走せず、軽い片付けからスタートしましょう。
- 冷蔵庫の棚卸し:年末年始の残った食材を一掃し、賞味期限切れがないかチェック。
- 日用品ストックの確認:重複買いを防ぐため、洗剤やペーパー類の在庫を把握します。
- 1日15分のミニ片付け:まずは「1箇所だけ」整える習慣をつけ、片付けモードへ体を慣らします。
●2月:クローゼットの「半分だけ」見直す
【テーマ】冬服の着用実績を確認する
2月はまだ寒いですが、冬の折り返し地点。
「この冬、一度も着ていないコートやニット」が明確になる時期です。
- 冬服の“この一年着たか”チェック:着なかった服は、今年も着ない可能性大。手放す候補に入れます。
- 似た服の偏りを確認:黒いセーターばかり増えていませんか?
- 春の衣替え前に仕分け:クローゼット全体ではなく「よく着るエリア」だけでもOK。春に向けて少し身軽にしておきます。
●3月:書類・紙ものの整理
【テーマ】年度末に合わせて情報を更新する
生活の中で最も溜まりがちな書類関係。
新年度が始まる前に、不要な紙類を一掃して頭の中もすっきりさせましょう。
- 医療費・保証書・領収書:確定申告が終わったタイミングなどで、古い年度のものを整理。
- 子どものプリント・作品:新学年に持ち越さないものを分けます。
- 郵便物の仕分け:DMや古い通知物は即処分。「いる/いらない」を即決する練習になります。
●4月:仕事・学習環境&デジタル整理
【テーマ】新しい環境を整え、スタートダッシュを切る
新年度の始まりです。
デスク周りやスマホの中身を整えることで、仕事や家事の作業効率が劇的にアップします。
- PCデスク・引き出し周り:使わないペンや文具を減らし、作業スペースを確保。
- スマホ写真フォルダ:似たような連写写真やスクリーンショットを削除。
- 使っていないアプリの削除:ホーム画面を整理すると、目に入る情報ノイズが減り、すっきり暮らす感覚が高まります。
●5月:キッチン本気見直し
【テーマ】気候の良いGWを利用して大物を攻略
GWなど連休が取りやすく、気候も穏やかな5月は、体力を使うキッチン整理に最適です。
- 使っていない調理家電:場所を取るだけの家電は見直し対象。
- 賞味期限切れの乾物・調味料:棚の奥底に眠っているものを発掘・処分。
- 保存容器の棚卸し:フタがないタッパーや変色した容器を一新。毎日使う場所が整うと、暮らしの質が大きく向上します。
●6月:梅雨の防湿・カビ対策
【テーマ】湿気に弱いエリアを守る
ジメジメした梅雨が来る前に、水回りや湿気がこもりやすい場所の風通しを良くします。
- 脱衣所、洗面所の見直し:古くなったタオルや試供品を処分し、空間を空けます。
- バス用品の入れ替え:カビ予備軍となっているボトルや椅子をチェック。
- 防災用品のチェック:雨の季節に備え、防災リュックの中身(期限や電池)を確認しておきましょう。
●7月:夏の軽量化整理
【テーマ】増えるレジャー用品と戦う
夏休みやお盆に向けて物が増えやすく、散らかりやすい時期。
出し入れのしやすさを優先します。
- 使わないレジャー用品の見直し:数年使っていない浮き輪やキャンプ用品は手放す検討を。
- 夏休み前の子どもの学用品整理:持ち帰った荷物を置くスペース(一時置き場)を確保します。
- 「軽い片付け」中心に:暑いので無理は禁物。引き出し1段など、小規模な整理に留めます。
●8月:写真・思い出の品の整理
【テーマ】涼しい室内でじっくり思い出と向き合う
外出がおっくうになる猛暑の時期は、涼しい部屋で座ってできる片付けがおすすめ。
- 写真データのバックアップ:夏の思い出が増える前に、過去のデータを整理。
- 思い出の品の整理:手紙や記念品など、判断に時間がかかる物は、時間に余裕がある時に。
- 実家の荷物について話す:帰省のタイミングがあれば、親と家の物について話すのも一つの「計画」です。
●9月:秋冬に向けた衣替え&クローゼット本丸
【テーマ】年間で一番「服を減らしやすい」時期
夏服をしまい、秋冬服を出すタイミング。
ここでしっかり見直すと、年末までクローゼットがすっきり保てます。
- 秋冬服の準備と断捨離:去年の冬、「着心地が悪かった服」は今年着ますか?
- クローゼット全体の見直し:収納ケースの配置を変えるなど、使いやすさを向上させます。
- コートやブーツの手入れ:シーズン前にクリーニングや修理に出す計画を立てます。
●10月:玄関・外回り・季節家電
【テーマ】家の「顔」と「冬支度」を整える
気候が良く、体を動かしやすい秋。
来客が増える年末に向けて、玄関周りを重点的に。
- 玄関収納の見直し:サイズアウトした靴や壊れた傘を処分。タタキ(床)が見えると運気も上がります。
- 季節家電の入れ替え:扇風機を片付け、ヒーターや加湿器の準備・点検を行います。
- ベランダや庭の整理:寒くなる前に外回りの不用品を片付けます。
●11月:大掃除前の“前段階片付け”
【テーマ】12月を楽にするための「捨て」月間
12月は忙しくなるため、大掃除の負担を減らすための準備期間とします。
「掃除」ではなく「物を減らす」ことに集中しましょう。
- 水回りの物を減らす:シャンプーボトルや掃除道具など、置いてある物が少なければ、来月の大掃除が格段に楽になります。
- 収納の中身を少し間引く:パンパンに詰まった収納から不用品を抜き出し、隙間を作ります。
- 粗大ゴミの申し込み:年末は収集が止まるため、早めに手配する計画を。
●12月:大掃除+今年の計画づくり
【テーマ】1年を振り返り、気持ちよく締めくくる
いよいよ年末。「整える締め作業」を行い、すっきりした状態で新年を迎えます。
- 大掃除:11月に物を減らしておいたおかげで、汚れ落としに集中できます。
- 日用品ストック補充:年始に買い出しに行かなくて済むよう準備。
- 今年の片付け計画を作る:1年を振り返り、「ここは上手くいった」「ここは今年やろう」と次につなげることが、すっきり暮らすサイクルの秘訣です。
5. 挫折しない!片付け計画を「無理なく」続けるコツ

年間計画を立てても、実行できなければ意味がありません。
ここでは、三日坊主にならずに「片付け」を日常に定着させるための5つのコツを紹介します。
✦ コツ1:完璧を目指さず「15分だけ」にする
「今日はリビング全部やるぞ!」と意気込むと疲れてしまいます。
タイマーをセットして「15分だけ引き出しを整理する」など、ハードルを極限まで下げましょう。
短い時間でも毎日続ければ、年間で莫大な時間になります。
✦ コツ2:物が増えない“受け皿ルール”をつくる
どれだけ片付けても、新しい物が無秩序に入ってくれば散らかります。
- 帰宅後のカバン置き場
- 郵便物の一時置き場
- 読みかけの本の置き場所
これら「定位置」を決めるだけで、散らかりにくく、すっきり暮らすベースが整います。
✦ コツ3:捨てられない人は“保留ボックス”を使う
片付けで一番時間がかかるのは「捨てるか迷う時間」です。
迷ったら無理に捨てず、「保留ボックス」へ入れましょう。
箱には「○月○日まで保管」と期限を書くのがポイント。
期限が来ても思い出さなければ、それは今の暮らしに不要な物です。
✦ コツ4:季節やイベントのタイミングを利用する
「片付けなきゃ」と自分を追い込むのではなく、自然な流れを利用します。
衣替えのついで、旅行のパッキングのついで、大掃除のついで。
こうした「ついで」のタイミングこそ、最もエネルギーを使わずに片付けられるチャンスです。
✦ コツ5:ビフォーアフターを写真で残す
モチベーション維持に最強のツールが写真です。
片付けた後のすっきりした空間を写真に収め、疲れた時に見返してください。
「自分はこれだけできた」という達成感が、次の片付けへの意欲に繋がります。
6. よくある失敗パターンと対策

最後に、年間計画を進める上で陥りやすい罠と、その回避策を知っておきましょう。
- 一気に全部やろうとして自滅する
→ 対策:「範囲を決める」ことが重要です。「今日はこの引き出し1段だけ」とスモールステップで進めましょう。 - 捨てる基準があいまいで進まない
→ 対策:「1年以上使っていない物は保留ボックスへ」「壊れているものは即処分」など、自分なりのルールを明文化しておきます。 - 収納用品から先に買ってしまう
→ 対策:これは最大の失敗パターンです。まず物を減らし、残った物の量を把握してから収納グッズを買いましょう。 - 家族が協力してくれずイライラする
→ 対策:共有スペース(リビング等)は一緒にルールを決めますが、家族の個室や持ち物には無理に干渉しないのが吉です。まずは自分のスペースをすっきりさせて、快適さを見せつけることから始めましょう。
7. まとめ:完璧にできなくても大丈夫

片付けは、“やる気があるときだけ”のイベントで終わらせず、年間計画を通して生活リズムの一部にすることで、驚くほど楽に進められるようになります。
1月から完璧にできなくても大丈夫です。
できなかった月があっても、次の月に調整すれば問題ありません。
「すっきり暮らしたい」という思いを持って、少しずつでも手を動かし続けることが何よりも大切です。
新年の今こそ、1年後の理想の暮らしに向けた最初の一歩を踏み出す時。
無理せず、自分のペースで、心地よい住まい作りを「年間計画」とともに楽しんでいきましょう。
